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らしさ、かがやく。坂井市
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更新日:2025年9月10日
「県内先進企業から学ぶ省エネ術」をテーマにフィールドワークを開催いたしました。約30名が参加し、工場コースとオフィスコースに分かれ、各企業の取り組みについて見学しました。
工場コースでは、清川メッキ工業株式会社を訪れました。社内に環境委員会(各部局のリーダークラスの社員1名選出)を立ち上げ、「取りこぼしゼロ」の取り組みを実施しました。
などの小さな、あたり前の行動からスタートさせました。その後、機械のエア漏れや不具合を計測器を活用し測定して修理したり、高効率設備を導入したり、太陽光パネルなど再エネを導入したりと、徐々に取り組みを広げていきました。
環境委員会を中心に社員全員で取り組むことで、省エネに対する社員の意識が変わっていったそうです。
その後、実際に工場内部を見学させていただきました。
オフィスコースでは、最初にリコージャパン株式会社福井支社を訪れました。リコーグループ全体での脱炭素への取り組みや、2023年12月にオープンした福井支社のZEBについてご紹介いただきました。
太陽光パネル、EV車、採光クロス・ブラインド(太陽の光を取り入れつつ熱は取り込みにくい素材)、人感センサー付きのLED照明や複層ガラス、照明・空調制御システムなどの設備を見学させていただきました。
脱炭素と社員の働きやすい職場環境づくりの両立として、事務所を新しくしたことにより、社員満足度が向上し、事業収益が増加するなど、社員のやる気向上にも繋がっているそうです。また、災害時の対策として、太陽光発電設備で発電された電気を蓄電することで、災害時の電源を確保していることや、社員用災害物資の備蓄と、周辺住民へ配布できる防災用品も備えて「自助+共助」活動を行っていることなど、様々な取り組みについてもご紹介いただきました。
次に、株式会社福井銀行春江支店を訪れました。福井銀行グループでは、持続可能な地域社会の実現のため、E(環境)S(社会)G(ガバナンス)の観点から気候変動など、様々な取り組みを行っています。自社が排出しているCO2(スコープ1,2)は全体の0.1%未満で、取引先が排出しているCO2(スコープ3)が99.9%以上を占めていることから、脱炭素に向けた様々な支援を行っていることなどをご紹介いただきました。
その後、春江支店に設置されている太陽光パネルやLED照明、複層ガラス、高効率空調などZEBについて見学させていただきました。
今回の視察では、すべての事業所で太陽光発電設備について見学することができ、令和8年度から補助を開始する重点対策加速化事業を活用した太陽光発電設備の導入に対して、理解と関心を持っていただく機会となりました。
日時:令和7年8月26日(火曜日)13時~17時
場所
【工場コース】
清川メッキ工業株式会社(福井市和田中1丁目414)
【オフィスコース】
リコージャパン株式会社福井支社(福井市御幸3丁目3-50)
株式会社福井銀行春江支店(坂井市春江町江留下高道27)
参加者:約30名