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更新日:2023年7月18日

豊原寺木造阿弥陀如来坐像(坂井市指定文化財彫刻)・木造薬師如来坐像(福井県指定文化財彫刻)

平成27年6月23日に行われた定例教育委員会で豊原寺木造阿弥陀如来坐像(とよはらじもくぞうあみだにょらいざぞう)及び、豊原寺木造薬師如来坐像(とよはらじもくぞうやくしにょらいざぞう)の2躯をそれぞれ市指定文化財(有形文化財・彫刻)に指定しました。また、木造薬師如来坐像については、令和5年5月9日に発行された県報にて、県指定文化財の指定となりました。2躯は共に坂井市丸岡町田屋にある私立史料館の豊原三千坊史料館で保管及び展示が行われています。2躯の詳細は下記の通りです。

豊原寺木造阿弥陀如来坐像
平安時代末期から鎌倉時代初期の12世紀末ごろの仏像と考えられます。定朝様式(じょうちょうようしき)完成以降の作で、都の影響を強く受けた作風です。浄土信仰を背景に作られた仏像と考えられ、豊原寺と浄土信仰を考える上でも重要な仏像です。
製作年代が古い点・造形がすぐれている点を評価し指定を行いました。

豊原寺木造阿弥陀如来坐像

木造薬師如来坐像
10世紀から11世紀頃に作られた作で、一部に平安初期の古い様相(肉厚な重厚感や奥行き等)が見られます。風貌は独特で、中央(都)風の像とは一点を画し、地方色を濃厚に示しています。また、像底板に銘があり、江戸時代には豊原寺講堂の本尊であったことが分かっています。
薬師信仰が11世紀前半まで確実に遡ることを示す点が評価され県指定となりました。

木造薬師如来坐像

場所情報

お問い合わせ

文化課

電話番号:0776-50-3164 ファクス:0776-68-1480

福井県坂井市坂井町下新庄1-1

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