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更新日:2017年8月15日
「観音院の門」は春江町本堂にある観音院及び八幡神社の隣にある資料館に保管されています。唐破風の屋根を持つ一間一戸の平唐門で、棟高は約3.2m、主柱径は約27cm柱間は約2.7mの小規模な門です。作られた時期は江戸時代初期のものと考えられています。門や扉には朱が塗られ、現在でもその様子を十分に見る事が出来ます。福井地震で一度倒壊し、その一部はすでに欠損したものの、主要部分の大部分は倒壊以前の様式を留めています。この門は、江戸時代初期(1685年)に描かれた「福居御城下繪圖」の福井城東照宮の門(後に三の丸に移された門)と全く同じ形式をしています。また、「松平家(福井藩主)から譲りうけた門である」という本堂地区に伝わる伝承等からも、福井城の門であった可能性が高いと言えます。
観音院の門全景写真。全体に朱が塗られた状態をよく留めている。
観音院の門細部写真(控え壁上方)。花をかたどった透かし彫りの彫刻が施され、一部彩色の跡が残っている。(2012年8月23日撮影)
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