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更新日:2017年8月15日

称名寺木造聖徳太子立像(坂井市指定文化財彫刻)

「称名寺木造聖徳太子立像」は三国町黒目区称名寺(浄土真宗高田派)に安置されています。像はヒノキ材を用いた漆塗寄木造の仏像で、高さは69センチメートルあります。像の内面はくり抜きがされ、目は玉眼がはめ込まれています。上半身は裸体で、下半身は朱色の長い袴をはき、両手で合掌をしています。このような像は「南無太子像」といわれ、童形の聖徳太子の像です。
顔つきなどの表現からは、鎌倉時代終わりから南北朝期までの作品と言えます。その一方で、弱々しい小型の合掌手や、袴のひだの彫刻が浅い点、袴の裾先が省略されている点など室町時代の様式も多々見られます。
聖徳太子に対する信仰(太子信仰)は、浄土真宗の開祖である親鸞が聖徳太子を篤く信仰していたこともあり、現在でも浄土真宗寺院の一部で広く太子信仰が行われています。称名寺にはこの他にも応永年間(1394~1427)の作といわれる「絹本著色聖徳太子絵伝六幅」があり、本仏像とともに太子信仰を示す資料といえます。

称名寺木造聖徳太子立像写真

場所情報

お問い合わせ

文化課

電話番号:0776-50-3164 ファクス:0776-68-1480

福井県坂井市坂井町下新庄1-1

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