海での事故に備え　東尋坊で水難救助訓練（6月28日）

海水浴シーズンを前に、海難事故やがけからの転落事故に備ようと、嶺北三国消防署が6月28日（木曜日）に東尋坊で救助・救急訓練を行いました。訓練は「東尋坊沖で遊覧船と漁船が衝突し、数人が投げ出されて救助を求めている。同時刻に、衝突事故を見ていた観光客が誤ってがけ下に転落し、足を骨折するなどして歩行不能となっている」との想定で実施。同署員や福井海上保安署員、県防災航空隊員、坂井西警察署員らが参加し、連携して救助活動を展開しました。
がけ下のけが人の救助では、同署員3人が順にロープを伝って約15メートル下まで降下。岩の上で手際よく応急処置をした後、けが人をストレッチャーに乗せ、簡易起重機で引き上げる訓練を行いました。海上では、警備艇「わかさ」や巡視艇「あさぎり」が出動。県水難救済会三国救難所員、県小型船交通安全対策協議会員らと連携して5人を救助。県防災ヘリで一人ずつつり上げ、芝生広場まで運ぶ訓練も行われました。

がけ下からけが人を乗せたストレッチャーを簡易起重機で引き上げる訓練を行う嶺北三国消防署員