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らしさ、かがやく。坂井市
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更新日:2026年9月2日
★モニター事業者が決定!課題解決に向けスタート!
新しい経営モデル:「雇用」から「活用」へ
人口減少が本格化する今日、地域の中小・小規模事業者が必要な経営資源を「雇用」のみで確保し続けることは、構造的に困難な時代となっています。
本事業は、こうした経営環境の変化に対応するため、必要な時期に・必要な専門知識を・プロジェクト単位で外部から導入する「外部プロ人材の活用」を新たな経営手法として普及・推進し、市内事業者の持続的な経営力強化を図ります。
令和8年度においては、この新しい経営モデルへの挑戦を希望する意欲ある事業者を選定し、外部プロ人材とともに自社の経営課題解決に取り組んでいただきます。
本事業には、2つの大きな特長があります。
事業者とプロ人材が主役となって自立的にプロジェクトを推進できるまで、外部プロ人材の活用経験がない事業者の方でも安心してご参加いただけるよう支援いたします。(委託先:株式会社カルビン)
外部プロ人材を活用した新しい経営モデルの「成功事例」を地域に創出するため、意欲ある市内事業者をモニター事業者として選定しました。
本ページでは、課題解決に取り組む事業者の「課題解決テーマ」と課題解決に協力いただけるプロ人材の募集情報を順次ご紹介します。(順不同)

【事業内容】農業
【課題】生産・人員の急拡大に伴う現場管理のDX化
村上農園は坂井市三国町の三里浜で野菜や果物を生産する農家です。品質と鮮度へのこだわりから店頭での見え方まで研究を重ね、ハウスを7棟から85棟へ拡大し、今では北陸三県にとどまらず中京や東京、九州など全国へ出荷するまでに成長しました。しかし従業員や外国人研修生を含め28人体制となる中、作業の進捗や在庫、出荷予定を一人ひとりに指示するには限界が見えてきました。誰もが直感的に使える仕組みをAI等の力を借りて構築したいと、プロ人材との出会いを探しています。

【事業内容】金属加工業
【課題】見積もり業務の属人化解消とスピード向上
「長尺物なら岡本工業に頼んだ方が早い」。他社に先駆けて大型加工機を導入し、43年かけて培ってきたのが最大の強みです。工作機械や特殊除雪車向けの板金加工を手がけ、複数業界と取引しリスクを分散しながら経営を続けています。しかし図面をもとに材料費や加工費を算出する見積もり業務に最大1週間かかることが、成長を阻む課題です。蓄積データを活用しAIで金額の目安を素早く算出できる仕組みを、共に創り上げていきたいと考えています。

【事業内容】金属建具製造業
【課題】BtoB向けWebマーケティングでの新規開拓
中央サッシュ工業株式会社は、坂井市で創業60年を迎えた金属建具メーカーです。高さ3mを超える大型サッシや一品もののオーダーメイド建具を強みとし、大手企業からの信頼を築いてきました。しかしその大手への依存度が高い受注構造が課題です。施工を伴わない製品販売に特化したBtoBのWebマーケティングで、設計事務所から直接指名される仕組みをつくろうとしていますが、社内に知見がなく発信は手探りです。戦略立案から自走できる仕組みづくりまで、力を貸してくれるプロとの出会いに期待しています。

【事業内容】繊維業
【課題】自社商品のEC販路開拓とデジタル活用
有限会社ハルテックは、希少なドイツ製編み機を9台保有し、主に産業資材を受注生産で手掛ける専業ニッターです。受託中心の事業は受注の見通しが立てにくいのが悩みで、自社開発製品をWebで販売する新たな柱を育てたいと考えています。CO2由来新素材のボディタオルはサンプル配布で高評価を得るなど開発力はありますが、EC運用やSNS発信の知見がなく売り方が全くわからないのが実情です。専門用語を使わず、EC展開を一緒にリードしてくれるプロ人材にお力をお借りしたいと考えています。

【事業内容】道路貨物運送業
【課題】求人市場の変化に対応した採用戦略の構築
春江貨物株式会社は、丁寧な仕事で信頼を築き、創業100年を超える運送会社です。生い立ちや事情を問わず人材を受け入れ、持ち味を活かして働ける環境づくりに取り組んできました。若手の頃に入社した社員が今も活躍するなど、定着率の高さも特徴です。しかし採用ツールが目まぐるしく変わる中、何を信じてよいか判断がつかず、自社に合った採用を見極められずにいます。多様な人材が輝ける職場の魅力を言語化し、採用戦略の立案から選考改善まで、外部の力を借りて一緒に考えていきたいと思っています。

【事業内容】印刷業
【課題】制作業務の属人化解消に向けたAI活用
マイプリントコーポレーション株式会社は、封筒印刷を中心に手がける印刷会社です。現在は7名という小さな体制で、現場は50代・60代のベテランが中心です。今年7月、2名いた制作担当者のうち1名が退職し、残る1名に業務が集中しています。この1名に何かあれば事業が止まる属人化リスクを抱えており、過去のデザインデータをAIに学習させたたき台づくりの仕組みを整えたいと考えています。ITに不慣れな現場スタッフに寄り添いながら、一緒に体制づくりを進めてくれるプロ人材を求めています。

【事業内容】水産加工業
【課題】主力商品のEC販路開拓とWebマーケティング活用
明治創業の水産問屋を前身とする株式会社早﨑商店は、約65年前から「味付たら」を製造し、地元で愛されるロングセラー商品に育ててきました。一昨年は原料タラの確保が例年の1割に落ち込み、8か月の販売休止という最大の危機を製造工程の見直しで乗り越えました。次の課題は新規顧客獲得による販路拡大です。これまで量販店への卸売が中心で、オンライン販売は電話注文のみと、ECのノウハウがありません。利益が残る商品構成やWebマーケティングに、一緒に取り組んでくれるプロ人材を募集しています。

【事業内容】食品・飲食業
【課題】複数事業を俯瞰した経営戦略の立て直し
株式会社イワタグループは、70年以上続く牛乳宅配業を中心に、スイーツ・カフェ事業や蕎麦屋など複数の事業を展開しています。主力の牛乳宅配は最盛期の約3,000世帯から現在約1,200世帯まで減少し、クロス販売も思うように伸びていません。一方でスイーツ事業は年間売上4,000万円規模まで成長するなど、拡大と縮小が混在し、何を優先すべきか突破口を見出せずにいます。既存事業の優先順位づけと、宅配ルートを活かした新たな収益づくりを、客観的な視点でリードしてくれるプロ人材を探しています。

【事業内容】金属・樹脂加工業
【課題】拠点拡大に備えた受発注業務のDX化
未来栄株式会社は、産業機械向け部品の製造・メンテナンスを手がける金属・樹脂加工会社で、少人数で運営しています。見積もりのたびに紙の図面を棚から探し回り、出荷と請求の照合も紙とExcelで目視するなど、業務が代表一人に集中し属人化しており、請求漏れの不安が常につきまとっています。来年の東京進出で3拠点体制となり、代表の不在が増えれば立ち行かなくなる懸念があります。まずは受発注・見積もりデータの一元化から、迷わず働ける仕組みを一緒に作ってくれるプロ人材を求めています。

【事業内容】工務店
【課題】見積もり・発注業務のAI活用による効率化
株式会社永尚は、6名体制の工務店です。見積もりや発注、過去データは代表の頭の中にしかなく、原価管理の甘さで見積もり作成に時間がかかり、利益が削られることもあります。過去情報を探すだけで時間が奪われ、お施主様や社員と向き合う時間を削っています。新しいことを取り入れたいと勉強会でAIの可能性を知りましたが、専門知識はゼロで、何から手をつければよいか見当もつきません。お客様と作り手がチームとなってワクワクしながら家づくりができる仕組みを、一緒に考えてくれるプロ人材を求めています。

【事業内容】金属加工業
【課題】オーダーメイド実績を活かした自社商品の企画
株式会社長田工業所は、36年前に創業した金属加工会社で、「工場の安全対策工事」を強みとしています。3D空間スキャナを使い設計から施工まで一貫対応しています。しかし売上の9割を占めるオーダーメイド案件は年間約300件あり、毎回ゼロから現調・設計・見積もりを行い手一杯です。コロナ禍で始めた自社製品のオンライン販売は2年で売上約3倍に伸び、次の一手にも期待が高まっています。次に標準化すべき製品を選び、新しい規格商品として企画・開発するところから力を貸してくれるプロ人材を求めています。

【事業内容】工務店
【課題】施工管理職の採用難解消に向けた戦略構築
株式会社石丸ハウスセンターは、大正3年創業、110年以上続く地域密着型の工務店です。車で10分圏内のお客様が中心で、口コミや紹介だけで仕事がつながってきました。現在は総勢10名で運営していますが、施工管理職の求人を複数媒体に出しても応募がゼロという採用難に直面しています。人手不足で現場対応に追われ、なぜ応募が来ないのかを分析する余裕もなく、次を見据えた戦略づくりに着手できずにいます。採用戦略の立て直しから実務レベルの伴走まで、一緒に取り組んでくれるプロ人材を求めています。

【事業内容】和洋菓子店
【課題】自社商品の県外販路拡大とEC強化
株式会社西勘堂は、106年続く和洋菓子店です。経営を引き継いだ当時は年間1,400万円の赤字でしたが、立て直しを進め、今期は半期で280万円の黒字が見えるところまで回復しました。「福井の良さを全国に届けたい」との思いで「塩どら」など地元産スイーツを展開し、東京駅や首都圏の高級スーパーでも扱われています。しかしECはサイトがあるだけで手をかけられておらず、県外向けの販路開拓ノウハウが不足しています。マーケティング戦略の立案から一緒に伴走してくれるプロ人材を求めています。
5月28日、7月22日、モニター事業者の募集に先駆け「外部プロ人材活用セミナー」を開催しました。当日は、製造業・小売業・サービス業・一次産業など、多様な業種の事業者の皆様にご参加いただきました。
<セミナー内容>
本事業の委託会社である株式会社カルビン(東京都港区) 代表の東 慶親氏を講師に迎え、労働人口減少社会で注目される新たな経営手法「プロ人材活用」について解説を行いました。事業者にとってのメリットや様々な活用事例が紹介され参加者が自社の課題に照らして具体的なイメージを持つ機会となりました。
とりわけ、これまでに本事業を活用した市内事業者の体験談は、身近な事業者のリアルな声に触れることができ、活用の具体像を考えるきっかけとして好評を博しました。また、他自治体の事例やプロ人材側の視点・声についても複数の立場から紹介し、参加者の理解を深めました。
セミナー終了後は、カルビン社・市職員と事業者が自社の課題や外部プロ人材活用のテーマについて個別の質疑応答を実施、参加者が自らの事業課題として捉え、活用を前向きに検討する機会となりました。
参加者全員が、外部プロ人材活用を「とても有効」または「有効」と回答し、以下の点について高い関心が示されました。
・自社にない知識・人脈・時間・戦略立案を外部から獲得できる
・「雇用」でなく「活用」で経営資源を確保することで固定費を掛けずに済む
・課題設定から採用までの伴走支援・プロジェクトの後方支援を受けられる点
<参加者の声>
「活用事例が自社での課題に近かったため、とてもわかりやすかった」(製造業)
「やってみたいことはあるのですが、思考してストップしたままということが多々あります。進めていくことに活用させていただけたらうれしいです」(印刷業)
「こんな方法があったのかと目からうろこの思いをしております」(製造業)
「経営の改善にダイレクトにつながるしっかりした仕組みに驚きました。是非弊社での課題解決にお力を貸していただき、またついていけるように頑張っていきたいです。本日はありがとうございました」(一次産業)

外部プロ人材活用とは、企業が社外の専門人材に対して、必要な時期や期間に応じて業務委託を行い、経営課題の解決を図る仕組みです。対象となる人材には、大手企業での豊富な実務経験を持つ副業人材や、特定分野に特化した高度なスキルを有するフリーランスなどであり、主に以下の分野で専門性を発揮します。
特に地域の中小企業にとって、都市部の優秀な人材を地理的制約なく活用でき、正社員雇用と比較して採用コストや固定費を大幅に抑制しながら、外部の視点と専門知識を確保し、経営課題を短期間で解決できることが大きな魅力です。
平成30年(2018年)1月の厚生労働省「モデル就業規則」改定を契機に副業を容認する大手企業が増加し、「外部プロ人材活用」はより多様で柔軟な人材確保の手法として全国的に注目を集めています。リモートワークの普及・働き方の多様化とも相まって、地域の中小企業における新たな経営手法として、その活用は着実に広がっています。
東京都港区南麻布3-20-1 Daiwa麻布テラス5階
株式会社カルビン 代表取締役 東 慶親(ホームページ)(外部サイトへリンク)
【事業概要と本事業での役割】
株式会社カルビンは従来の「雇用」に依存しない外部プロ人材の「活用」を新たな経営手法として提唱し、「企業の成長プロジェクトを設計する」専門機関として、全国各地の事業者に対して伴走支援を行っています。
【主な支援実績】
これまでに全国2府12県・23の基礎自治体(山梨県甲州市、大阪府泉大津市、岡山県玉野市、広島県江田島市、高知県高知市、福岡県糸島市、福岡県宗像市、宮崎県日向市ほか多数)と連携し、地域の中小・小規模事業者における外部プロ人材活用モデルの構築・普及に確かな実績を有しています。
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