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更新日:2021年4月15日
海や河川の環境を考える「水辺環境フォーラム」が3月8日(日曜日)、みくに文化未来館で開かれました。
本市と、環境保全に取り組む市民グループ「エコネイチャー・彩(さい)みくに」が主催。参加した市民らが、身近な海や川における生態系やごみ問題の実情報告などを通し、環境保全意識を高めました。
ごみ問題を取り上げたパネルディスカッションでは、4人のパネラーが討論。それぞれの立場で、水辺環境の実情や保全への取り組みなどが報告されました。
九頭竜川でサクラマスの保全活動を展開する天谷菜海(あまや なみ)さんは、海と川を行き来するサクラマスの生態系を紹介。「川と海は、水でつながっている。水環境は人の食生活にも影響する」と話し、九頭竜川の流域民が一体となり、ごみのない水環境づくりに取り組む必要性を訴えました。
雄島漁業協同組合安島支部長の下影務(しもかげ つとむ)さんは、海岸に漂着するごみの7割が陸起源であるとの調査結果があるにもかかわらず、海沿いの住民が清掃活動に追われる現状を報告。「11年前の重油被害からよみがえった海を再びごみで汚さないよう、若い世代にも呼びかけ、流域が連携した清掃活動を広げていきたい」と力強く話しました。
雄島漁業協同組合理事の柚木博子(ゆのき ひろこ)さんは、川から運ばれる砂の量が増え、ウニやアワビの漁場が変化してきていることや、観光名所である東尋坊のごみ問題を紹介。「川と海のつながりを忘れないだけでなく、出したごみは持ち帰るなどの心掛けが大切」と訴えました。
彩みくにの阪本周一(さかもと しゅういち)さんは、前日に坂井町木部新保で行った川ごみ清掃活動で、粗大ごみも含め大量のごみが回収されたことに触れ「子どもたちが怒りの声を上げていた。環境に関して、まず大人が関心を持ち、現状を知り、行動することが必要」と指摘。「海ごみの現状を知ることをきっかけに、ごみを出さないようにする意識の輪を広げて行きたい。流域民パワーが水環境保全の柱」と訴えました。
参加者らは、同じ水環境に住む一人一人が、保全活動を自分の役割として考え、行動することの必要性を感じていたようでした。
荒れた水辺環境などが報告された環境フォーラム
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2009年3月8日
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