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更新日:2021年4月16日
みくに文化未来館で三国湊の町づくりを考えるシンポジウムが行われました。建物の魅力ある改修などを行っているアレックス・カー氏と馬場正尊(ばば まさたか)氏が、事例を発表し対談。町並みに合った外観を持つ空き家は、内部のみを現代的に改修し活用することで地域の活性化に結びつくという話などをしました。200人を超える参加者は、興味深く話を聞きました。
アレックス氏は自らが全国各地で手掛けている、古民家を現代の生活の様式に合わせ、暮らしやすく改修した事例などを発表。従来は観光業としてなりたたなかった何でもない古い町並みが、現在は人の心をひきつけていると話しました。
馬場氏の発表では、外観はほとんど手を加えず、内装や水回りなどの改修を行い、利用しやすくし、建物を再流通させる話をしました。大きい建物を分割することで借りやすくし、また建物の改修に先立ち入居者を募集し、その人たちの話を設計に取り入れながら改修するなど、工夫した事例を紹介しました。
(一社)三國會所からはアレックス氏とともに進めている三国湊の町家のゲストハウスへの改修の進捗状況などの報告を行いました。
地域のための空き家改修について対談を行うアレックス氏(中央)と馬場氏(右)
不便な場所の古民家が外観の良さを生かした改修で、20年で3万人が訪れるようになったと発表
元からある風景の良さをそのままに、空間を利用した改修事例などを発表
(一社)三國會所による三国湊の町家の保存・再生に関する事業説明や取り組みの近況が報告された
2015年2月28日
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