「学びには感動がある」　感動紡ぐ音楽家の調べ（2月6日）

芸術に触れ、子どもたちに豊かな創造力などを高めてもらおうと、丸岡町出身のピアニスト・川村文雄（かわむら　ふみお）さんが大関小学校でコンサートを行いました。児童や保護者約250人が、川村さんの奏でる情緒あふれる音楽を鑑賞。川村さんは自身の体験も交え、「面白いから続くのではなく、続けていくから面白さがわかる」と継続することの大切さを伝えました。
コンサートの前半では、ショパンの「幻想即興曲嬰ハ短調」や練習曲など6曲を、後半では作曲家や時代、国の違いがわかる4曲を演奏しました。「はじめから面白く感じられるように作られたゲームなどと違い、悩んで工夫しながら自分で見つけた面白さは、一生の宝物になる」と話す川村さんはその言葉通り、ピアノの楽しさを全身で表現しながら弾いていました。
コンサート終了後、児童を代表して伊藤天音さん（いとう　あまね・大関小6年）が花束を渡し、猪島日和さん（いのしま　ひより・同）と長谷川友香さん（はせがわ　ゆうか・同）が、「指が川村さんの意思ではなく、曲に合わせて自然に滑らかに動いているように見えた。それぞれ表情が違う曲の中に、川村さんの感情が込められていて良かった」と感想と感謝の言葉を述べました。

「人と一緒で、ピアノにはピアノにしかない良さがある」と他の楽器にはない魅力を最大限に引き出した演奏をする川村さん

花束を受け取り、握手を交わす川村さん

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