第12回(最終回)「学んだことを出し切り、最高の姿で舞台に立つ」
第9期まちづくりカレッジ 学習成果発表会
開催日
令和8年2月22日(日曜日)
会場
高椋コミュニティセンター
たかむく古城ホール
来場者
約70名
目次
第12回講義
グループ発表
インタビュー
修了証授与・エール紹介
それぞれの一歩

いよいよ迎えた発表会。
まちカレでの学びを形にして伝える、集大成となる日です。
受講生同士の会話からも、これまでの歩みや準備の日々が感じられます。
どんな思いをのせて、この舞台に立ったのでしょうか。
発表会の様子をお届けします。

※クリックで展開してご覧ください。
第12回講義
最後の講義は、9期の総括。
まずは講師の水上聡子氏が、受講生へエールを送りました。
「今まで皆さんの表情を見てきて、胸が躍ったり、心配になったりの連続でした。今日は、そのプロセスを経て培った“強さ”を見せていただけると思っています。」
「がんばりすぎず、自分軸を大切に」という言葉に、受講生は静かに耳を傾けます。

9期のテーマは「自分軸の探究」。
なぜこのテーマだったのか、何を大切にしてきたのかを、改めてふりかえりました。
受講生の「自分軸」の変化も紹介。
これまでのプロセスが語り返されていきます。
コミュニケーションやファシリテーションのスキルを学び、地域の現状を考え、どう良くできるか(プラン)をまとめる。
その中で、自分軸に気づいたり、確立されたり。
9期まちカレは、このような流れで展開してきました。

そして、第1回からのセルフチェック※の変化については、“誇らしさ”に関する指標が最も伸びたことが、印象的なポイントとして紹介されました。
※各講義の前後で回答する「坂井市well-being8指標」を基にした自己評価
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グループ発表
地域で育てる子どもたちの未来
子どもの地元離れについて考えたグループです。
親世代の幸せが若者のUターンに繋がるというロジックが秀逸でした。
ゴール
大人の幸せな暮らしを実現し、子どものUターン意識を育む
「孤育て」を「共育て」へ。親の幸せな姿で子どもに夢や希望を届ける。
- 子育て支援コミュニティ「共育ひろば」
- 支援・学び・交流をワンストップで提供
- 自分らしさを表現できるワークショップやインスタレーション
- 地域貢献したい住民の協力を得て地域ぐるみの「共育て(こそだて)」へ



来場者からのエール
- 親世代のイキイキとした姿が、子のUターンするモチベーションになるということ、いち子世代の一人として大変共感し、応援したく思いました。
- 感じている問題意識がきれいにプランに出ていてよかった。結果だけでなく参加者の「過程」を大切にすることに価値を感じた。発表者の方々から前向きに未来を捉える芯を感じて、とても印象に残った。
- 若者の地元離れに対し、大人がのびのびしている姿・ニコニコできる環境に着目してアイデアを作っているところが、すごくかっこいい。
- 子育て支援で「自分らしさ」を大事にする点が印象的。もし実現したら、ママやパパはもちろん、子どもや他の参加者、運営の皆さんまでみんながウェルビーイングを感じられそう。
- 「孤」から「共」に育てるという言葉にハっとしました。子育ては、色々な人との支え合いをすることで、子育て世代への助けになる。
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これであなたも坂井市のトリコ!
坂井市が好きすぎて滅
坂井市愛あふれる学生グループ。
「胸を張って坂井市を誇ってほしい。」子どもたちへの愛もとまりません。
ゴール
小学生の坂井市への愛と誇りを育む
遊びながら坂井市の魅力に触れる機会、将来を考えるきっかけを提供。
- 坂井市愛人生ゲーム
- イベントマスで坂井市の魅力に触れる → 実際に触れてみるインセンティブに
- オリジナル要素(魅力カード・仲間カード・地域貢献カードを集める)
- ルートが分岐(坂井市ルート・転出ルート)
- 遊んだ感想をみんなで共有




来場者からのエール
- ゲームを通して、坂井市を自分のまちだと強く認識することができる、自分事として考えられることに、すごく説得力を感じた。このゲームで自分のまちについて考えるきっかけにもなり、行動にうつせる好循環ができあがっていると感じた。
- 人生ゲーム、やってみたいです。坂井市に残るか、出ていくか…でゲーム性が変わる設計が面白いです。ゲームを通して遊んだみんなが坂井市が好きすぎて滅!になってくれるといいな、と思います。
- 対象の小学生はまだ「進路選択」や「Uターン」など人生の岐路について想像がつかないと思いますが、有名な人生ゲームの坂井市版をプレイすることで、坂井市の魅力を楽しみながら知ることができそうだと感じました。知って興味を持つことで行動したくなるという、ナッジの効いたプランで面白かったです。
- とっつきやすいゲーム形式で子どもの故郷愛を育むいい手段だなと感じましたし、低予算で持続可能なものだなと感じました。私もしたくなりましたし、小学生といわず年代広げてやってみたりとか、どうですか?期待してます!!
- 若い力がばくはつ!かわいい滅!私も人生ゲームやりたいです!
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空き家でつながる PLECE HUB
城のまちまちづくり協議会との連携を模索したグループ。
移住者や若者の目線で、地域にあってほしいコミュニティの形を考えました。
ゴール
誰もが自分らしく過ごせるコミュニティをつくる
「しろまちミラいえ※」を新しい地域の居場所に。
- DIYイベントと周知イベントを実施
- 休憩・仕事・勉強・ワークショップ・交流など多様な使いみち
- 日常の中で「集う」場所を目指す(コミュニティ強化)
- 「好き」や「得意」を形にできる場所を目指す(自分らしさの再発見・自己実現)
※城のまち地区において活用を進めている空き家




来場者からのエール
- 人が集うことで、人生の多くの場面で新たな支えや力をくれると思います。移住された方が最後の感想で、友だちができてうれしかったと感想を述べられたことが特に印象的でした。いろんな活用方法も提示されていて、人が自分の意志で自由に挑戦できることは、集う、つながるだけでなく挑戦を応援してくれる拠点・場としても大きな力を発揮してくれるのではないでしょうか。
- やっぱり居場所づくり。しかも自分たちが居心地の良い場所、他人に準備してもらうものではなく自分たちで作り上げていく、これが本当に地域に根づくポイントと気づけました。
- ミラいえを利用したことがある人間として、ワクワクな提案だなと感じました。ミライエの周辺には、地域のプレイヤーが沢山いると思うので、連携していくと、協力者⇔利用者となって、関係者が少しずつ広がっていくようなイメージを持つことができました。スライドの自作の絵が良い味出てます。
- 発表にイメージ画像や図、アクションプランの第一歩が示されていて、具体的な活動がイメージできました。所々のイラストもかわいかったです。居場所づくり…難しいけどとても大事なことだと思います。
- アクションプランから生まれるウェルビーイングで、まちづくり協議会・グループのみなさん・利用者全員に「希望」が含まれていることが素敵だなと思いました。
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わたしたちの距離を、やさしく縮める
~気持ちを交わす地域のかたち~
世代間ギャップによる「モヤモヤした感情」にフォーカス。
スルーされがちな、踏み込みにくい領域でのプランづくりにチャレンジしました。
ゴール
異なる価値観へのモヤモヤを解消し、思いやりの気持ちを育む
気持ちのキャッチボールと”気づき”をそっと後押し(仲介)する。
- 若い世代や高齢の世代の気持ちを集めそれぞれに提示
- 仲介することでそれぞれがプレッシャーを感じず気持ちを伝えられる
- 異なる価値観を強要しない(安心)が、それが在ることをお互いに理解してもらう(相互尊重)
- 尊重できる土台ができたら直接の交流にて歩み寄りを模索



来場者からのエール
- 普段暮らしていて感じがちなちょっとした「モヤモヤ」「イラッ」を言語化するという試みは斬新だと思います。人と人との関わりはコミュニケーションの積み重ねなので、この取り組みを通して少しでもよりよい関係を築けたらいいなと思います。
- 事業や活動以上に思いやりや理解を深める行動拡大として企画されている点がすばらしいと思いました。また、人をつなげる仲介役を設ける仕掛けにも、企画された方々の寄り添いや優しさを感じました。対象年齢にあわせて実施方法を変えている点も配慮がすばらしいと思いました。
- 若者も高齢者の側も、言いたいことはたくさんあるはず。自分の考えは変わらなくてもお互いのことを理解し合えることは、確かに、安心感につながると思いました。「気持ち、ことばのキャッチボール」は、大人も子どもも、これまで培われてこなかった部分かと思います。
- 誰もが抱えるモヤモヤ、あるあるを看過せず、あえて、課題として切りこんでいくことがステキです。若者のモヤモヤだけでなく、上の世代のモヤモヤにも注目するのもおもしろいです。本音を言いあえるまちにしたいですね!
- 家族の中でも、価値観の押しつけがあるように個人的に感じます。親せきから「結婚は??彼氏は??最近太ったんじゃないの~」と言われて傷つくことがあります。家族内でのコシュニケーションに困り感を抱える人に向けてターゲットを絞っても、おもしろいなと思いました。関係性づくりは、課題意識があっても実現はなかなか難しいと感じます。プレゼンとして形にしていてすごいなと思いました。
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いいつたえのある村
~話して、聞いて、今を知る~
地域の「今」は、歴史の積み重ねの上に成り立つもの。
「昔」を伝えていくことを通じて地域の幸せを考えました。
ゴール
子どもの地域愛を育むと同時に高齢者の居場所をつくる
「いいつたえ」の伝授による交流の場を地域に提供。
- いいつたえ…昔の習慣や遊び、昔の地域の姿、起こった出来事など
- 昔の遊びで一緒に遊んだり昔話を教えてもらったりして交流
- お菓子を食べながら気軽に過ごせる
- まちカレメンバーの運営による交流しやすい場づくり





来場者からのエール
- 自分は祖父母と同居してきた身なんですが、たしかに話を聞くことで郷土愛も強まったように思うのでいいと思ました。また高齢者・子ども両方のインセンティブがあるのもとても良いですね。
- 異世代間の交流は少なくなっています。ただそこに住んでいるだけではなく、近くに住んでいるご縁を大切にできる場になるといいなと思います。自分を、相手を、地域を知ること。大事だなと思います。
- 自分が子どものころも「何でここにこんな石碑があるのか」「なぜここはこういった地名なのか」など気になっていたので、自分が子どものころにこんなイベントがあったらよかったなと思います。自分の住む地域の由来、成り立ちなど昔のことを知ることで、子どもにとってもアイデンティティの確立、地域への愛着の形成につながる良いプランだと思いました。
- ”いいつたえ”を伝えたい人は多いと感じます。自治会やコミセンに呼びかけると必ず手があがると思います。消えていってしまう前にこのような場が生まれると安心します。
- 逆に小学生から疑問、質問を募って、そこからおじいちゃん・おばあちゃんが答えていくのもいいかもと思いました。
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インタビュー
発表を終えてやりきった表情の受講生。
肩の荷が下りたところで、話を伺いました。
まずは皆勤賞・準皆勤賞の方より。
まちカレを通じて変化した自分軸についてです。

「内発的に動機づけられるかどうか。それが自分軸(大事なこと)なのかなと思った。」

「自分も仲間も一緒にわくわくできることが大事。じゃないとアクションする相手にもわくわくしてもらえない。」

「誰かの悲しみや怒りを理解するだけじゃなく、”楽しい”を感じてもらえる関わりを大切にしたい。」

「最初は皆の意見に合わせがちだったけど、本音を隠さず素直な自分でいることが大事だと分かった。」

「仲間同士が尊重し合うことで、自分の力やエネルギー、喜びや幸せが、何倍にもなると実感した。」

「自らが動き楽しむだけでなく、それが他の誰かにとっての喜びになるかどうかを大事にしたい。」

「自分が思うように自分らしくいることが大事だし、周囲にもいい影響を与える。仲間の姿がそう思わせてくれた。」
続いては、セルフチェックの伸び率が大きかった方。
なぜそのような結果になったと思うか、伺ってみました。
「若い人たちの中に混ざり、関わり合えたこと自体がその結果に繋がった。若い人たちが上手く持ち上げてくれたから(笑)」

「コミュニケーションが苦手だから最初は参加を後悔していたけど、回を重ねるごとにコミュニケーションができるようになり、楽しい空間になっていった。」
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修了証授与・エール紹介
修了証の授与を行い、晴れて21名が修了となりました。


最後に、来場者が記入くださった各発表へのエールをいくつか紹介。
約70名の来場者から集まったたくさんの応援・助言・意見は、後日、修了生に共有させていただきました。
修了生にとって、これまでの頑張りが報われるものであったことは言うまでもありません。
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それぞれの一歩
第9期まちカレは、発表会をもってひと区切りを迎えました。
すでに実行に向けて動き出したグループ、
来場者からオファーを受け、地域との連携を模索するグループなど、
少しずつ次の展開が見え始めています。
私たちは、これからも修了生の挑戦を見守り、サポートしていきます。
「自分も何かやってみたい」――そう感じた方へ。
まちカレは、その気持ちを形にする場所です。
第10期まちカレでお待ちしています!

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