心の凪を見つける場所　音楽と光とアートの共演（7月14日）

三国サンセットビーチのリニューアルを記念して、「凪　Na-gi　2013」が開催されました。12組のアーティストが行ったステージパフォーマンスや県内で数々のアートを手がけたDaisukeのライブペイントに、訪れた人たちは足を止めて見入っていました。日が沈み、10,000個のキャンドルと花火が共演したビーチでは、大勢の人たちが夢幻的な雰囲気を楽しんでいました。
特設ステージで行われたパフォーマンスには、地元や東京を拠点に活躍するアーティストが駆けつけ、会場を盛り上げました。フラ＆タヒチアンダンスや打楽器、ヒップホップ、ジャズなど幅広いジャンルから出演。ステージ前に集まった人たちは、リズムに乗って踊ったり、歌に聞き入ったりと思い思いの時間を楽しみました。
ビーチに建てられた浜茶屋では、洋服やアクセサリー、ステンドグラスの雑貨など25店のナイトマーケットが開かれました。また、地元の飲食店や有志で提供するフードコーナーでは、ここでしか味わえないメニューも登場。料理オリンピックで銅メダルを獲得した畑和也（はた　かずや）シェフが考案した「世界の畑カレー」は、多くの人が笑顔で舌鼓を打っていました。
イベントの目玉のエコキャンドルアートでは、実行委員会や地元住民らが作った10,000個のキャンドルで星やハートなどを描きました。今年のエコキャンドルは雄島地区まちづくり協議会も協力。訪れた人たちも図形に沿って並べたり、火を点けたりしながらビーチを幻想的な雰囲気で彩りました。
観客とスタッフが協力して作り上げた光のアートのフィナーレを飾ったのは、一尺玉を含む100発の打ち上げ花火。光の共演を楽しんだ人たちは、波の音を聞きながらゆっくりとした「凪」の時間を過ごしていました。

暑さに負けないくらい熱いステージパフォーマンスを披露する出演者たち