「自分の価値観を広げて」　学ぶことの重要性を熱弁（7月6日）

第8回坂井市民スポーツ祭の総合開会式が市多目的研修施設大ホールで開かれ、終了後には記念講演が行われました。講師は福井県出身でドイツのプロバスケットリーグで活躍する石崎巧さん(いしざき　たくみ・ケムニッツ99ers)。自身の海外移籍の体験から「Never　stop　learning」をテーマに、学ぶことを止めずに、新しいことに挑戦していく大切さを伝えました。
石崎さんは北陸高校でインターハイを制覇し、進学した東海大学でもインカレ連覇を成し遂げました。日本代表にも選ばれるなど、日本屈指の大型ポイントガード。環境を変えることで更なる上達を目指し、ドイツリーグに挑戦をしました。「上達する方法は一つではないことを知って、気持ちが楽になった。うまくならないのは頑張っていないからではなく、頑張り方を知らなかっただけ」と海外で気付いたことを話していました。
今回のテーマを決めるにあたり、チームのヘッドコーチの言葉が影響していると話しました。「コーチはいろいろな人から話を聞いて、多角的に物事を見ている。自分の価値観にとらわれずに成長していく姿勢を尊敬している。今までの自分にとらわれずに成長していきたいと思い、英語でタイトルをつけた」とテーマの意味を説明していました。
ゆくゆくは指導者になりたいと話す石崎さんは、「今ある自分のバスケットだけで子どもたちを指導したくない。自分が今何をすべきか、子どもたちに気付かせる指導者になりたい」と、なりたい指導者像についても話していました。

「外に出て初めて気付くこともある」と、新しいことに挑戦する意義を話す石崎さん

場所情報