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更新日:2022年7月26日
本市では、地域の様々な文化財を調査・把握し、身近にあるかけがえのない文化財を次世代に繋いでいくために、文化財の保存・活用に関する総合的な計画「坂井市文化財保存活用地域計画」の策定に取り組んできました。
令和4年7月22日に開催された国の文化審議会文化財分科会において、本計画を認定することが文化庁長官に答申され、この答申に基づき、本計画が文化庁長官より認定されました。
文化財保存活用地域計画とは、文化財保護法の改正(平成31年4月1日施行)により制度化されたもので、市町村が作成する地域における文化財の保存・活用に関する総合的な計画です。
「坂井市文化財保存活用地域計画」では、未指定を含む本市の歴史文化を構成する多様な文化財を「ふるさと坂井のおたから」と位置づけています。本計画によって市民や各地区と文化財行政との間にあった距離を縮めるとともに、これらを保存・活用することが、住み続けられる「ふるさと坂井」という市としての連帯感・一体感を醸成する契機となることを目指します。また、本市では本計画が分野横断的なマスタープラン兼アクションプランとして、市民や各地区が主役となった歴史文化を活かしたまちづくりを進めるための共通の行動指針となるよう取り組んでまいります。
令和元年度から約3年にわたり、市の「おたから」である文化財の把握調査や、本計画の周知と文化財への市民ニーズを把握するためのワークショップやフォーラム、パブリックコメントを実施しました。市内全行政区および全まちづくり協議会を対象に、多様な文化財の掘り起こしをするために行った「おたから」調査や、各地区で開催したまち歩きやおたからマップ作りなどのワークショップを通して、1,682件(指定等文化財125件、未指定文化財1,557件、令和4年7月22日現在)の多様な文化財をリストアップすることができました。
本市の歴史文化は、川や海、用水などの「水のみち」、街道や鉄道などの「陸のみち」(総称して「文化のみち」といいます。)を介して、周辺の都市・地域の影響を吸収しながら醸成され、さらに湊を通じた交流・交易により日本海沿岸各地に伝播しました。本計画では、この「文化のみち」を通じて育まれてきた本市の歴史文化の特徴を9つの物語(本計画では「関連文化財群」といいます。)としてまとめました。
関連文化財群
1 継体天皇伝承の地と坂井市(坂中井)の起源
2 水が育んだ恵みと坂井平野の稲作文化
3 地域の紐帯をささえる 暮らしの中にある信仰
4 神の島・雄島を抱く海とともにある暮らし
5 里山・里川に育まれた赤瓦集落・竹田
6 丸岡城下町の形成と丸岡藩ゆかりの文化
7 北前船交易がもたらした湊町三国の発展
8 文学者・芸術家を魅了したゆたかな自然が織りなす風景
9 鉄道の開通と近代に開花した坂井市の産業と文化
また、本市固有の歴史文化を物語るおたからが集積しているエリアにおいては、核となるおたからを中心に、歴史文化をいかしたまちづくりや観光・交流の拠点として魅力的な空間の創出を図ることを目的とした区域(本計画では「文化財保存活用区域」といいます。)も設定しました。
A 東尋坊と雄島地区文化財保存活用区域
B 三国湊地区文化財保存活用区域
C 丸岡城下町地区文化財保存活用区域
D 鳴鹿地区・東部山麓古墳群文化財保存活用区域
令和4(2022)年度から令和13(2031)年度の10年間
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