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更新日:2017年8月15日

木造新井白石胸像(坂井市指定文化財彫刻)

「木造新井白石胸像」は三国町山王の三国南小学校で保管されています。江戸時代中期の儒学者新井白石(1657~1725年)をかたどっっている褐色漆塗の木造寄木造の胸像です。高さは50センチメートルあり、作者は山田鬼斎です。像は頭部と胸部に二分され、頭部は胸部にはめ込むようになっています。羽織を着し、面相は峻厳な表情がよく出ています。
山田鬼斎は幕末の元治元年(1864年)に三国町下旭区で生まれました。その後明治19年(1886年)に23才で上京し、日本近代美術の祖として名高い岡倉天心に認められ、東京美術学校の教師となりました。しかし、明治34年(1901年)38才の若さで病没します。鬼斎の名を残す偉業として、皇居前広場の楠公銅像の木型製作を担当していたことがあげられます。
「木造新井白石胸像」は鬼斎の没後、父鬼戸久三郎(三国の人形師)が若くして逝った鬼斎をしのび、その遺作の中から選び、母校に寄贈したものです。

木造新井白石胸像写真
木造新井白石胸像写真(正面より)

場所情報

お問い合わせ

文化課

電話番号:0776-50-3164 ファクス:0776-68-1480

福井県坂井市坂井町下新庄1-1

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