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更新日:2017年8月15日
「火の太鼓」は三国町に伝わる大太鼓芸能です。三国町汐見地区の金毘羅神社に航海安全を祈願した、神事に打ち鳴らしたものを起源とすると伝えられています。また「火の太鼓」の名称は、江戸時代初期に三国浦を襲った大嵐が60日ほど続き、漁もできませんでした。そのため、網元たちが衆議し、三国浦にて火を焚いて三日三晩大太鼓をたたき続けたところ、大荒れがおさまり三国浦に平静が戻ったという伝説にちなみます。
特徴としては、太鼓を台の上に載せて叩くいわゆる“鏡打ち”という手法が使われ、また、通常の打ち方とは逆の打者が太鼓の左に位置して打つ「左打ち」と称す、他の太鼓芸能には類の少ない手法が採られています。
現在6月第3日曜日に三国町瀧谷寺で行われる「観音祭り火渡り」の際に奉納される他、地区祭り等で公演されています。
地区祭りでの公演(2012年10月14日撮影)
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