災害に備える意識を　避難マニュアルが完成（3月14日）

三国町区長会連合会が、三国町内の「災害避難マニュアル」を完成させました。平成19年度から分科会を立ち上げ、自主組織の拡充や避難所開設運営などを議論。災害発生時の避難方法や広域避難場所などの記載はもちろん、家族内での災害時の取り決めなどもメモできる内容です。マニュアルは三国町全戸に配布。今後の訓練などにも活用していきます。
マニュアルは避難所となる各小学校区ごとに開設運営の手順などを記載。災害時の最低限の知識や三国町全域の地図に広域避難所や津波避難場所が記されています。また、家庭でも保存しやすいようにと、A1サイズの折り込みという工夫もされています。
市長にマニュアルを手渡した三国町区長連合会の近藤奏（こんどう　すすむ）会長は、「マニュアルを配って終わりではない。これを頭に入れたうえで、今後の訓練や検証などのフォローをしていくことが大事。災害への危機意識を高めていくきっかけにしてほしい」と話していました。

完成したマニュアルを手渡す近藤奏三国町区長会連合会長
完成したマニュアルを市長に手渡す近藤奏三国町区長会連合会長（中）