らしさ、かがやく。坂井市

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更新日:2023年12月12日

竹田Tキャンプ

 

竹田Tキャンプは、坂井市丸岡町竹田地区を舞台に、大学生が地区住民や行政と連携しながら、地域の課題や魅力について自らの目線で考え、企画したプロジェクトを実行する実践型の地域活動です。

県内外の様々な大学から、様々な専攻の大学生が集まり、地区内の空き家において共同生活(キャンプ)を送りながら活動を展開しています。

たくさんの知識と経験を積み重ねた住民との関わりや、興味関心や物事に対する視点を異にするメンバーとの議論の中で、自らも視野を広げ成長しながら、竹田地区の未来の姿を考え、模索していきます。

 

Tサイン

竹田Tキャンプが目指すもの

竹田地区は、坂井市唯一の中山間地域で、自然豊かな環境に恵まれた山里です。近年の少子高齢化と人口流出によって現在の集落人口は300人を切り、高齢化と過疎化が進んでいます。

竹田地区のような進学先や就職先がない地域では、若者をとどめておくことは難しいのかもしれません。しかし、全国の若者を地域で受け入れ、住民と顔と顔でつながる関係を作り、絆を育むことはできます。

住民と大学生が協働してプロジェクトに取り組むことは地域の元気につながり、両者の間に育まれた絆は、大学生にとって、竹田地区を単なる活動場所からかけがえのない場所へと昇華させます。

以上のように、地域を元気にするとともに、住民との地縁でも血縁でもない第三の縁を結び、絆というネットワークを全国に広げていくことを目指しています。

竹田Tキャンプ

 

活動情報

各年度における活動の一部と現在進行中の活動をご紹介します。

2016年度「衣・食・住プロジェクト」

わたしたちの生活において最も身近な要素である「衣・食・住」をテーマに、どのような視点で、どのような学びを子どもたちに伝えることができるのかを考え、地区住民と共に、3つのテーマごとのワークショップを子どもたち向けに開催しました。

「食」のワークショップでは、保存食として重宝されている「ぜんまい」と「こごみ」を使い、地区に受け継がれている、将来へ残していきたい郷土の味を子どもたちに伝えました。

竹田の郷土の味

 

2017年度「もしも事」

豊かな自然が最も目にとまりがちな竹田地区ですが、それだけでなく「竹田には○○○というコトがある」というキーフレーズのもと、多様な竹田を掘り下げ、思考をめぐらせていくこととした2017年度。この年以降、考案されるプロジェクトタイトルは、「○○○事(ごと)」と名づけられるようになりました。

酒屋の一角で酒を飲むことを角打ちと言いますが、「もしも事」で開催したのは「聴き打ち」です。非常食をおつまみに、角打ちのような気軽さでその場所で出会った人が繋がり、災害や防災に関する意見の交換を通じて新しいことを知るというコンセプトです。非常時に助け合えるような人と人とのつながりが大切であると気付くことができる雰囲気を目指しました。

もしも事(PDF:2,599KB)

このほか、しぜん事、ひのめ事、こども事、ふだん事が行われました。

2018年度「ひのめ事」

ひのめ事の「ひのめ」は「日の目を見る」という言葉から来ています。田舎での生活の中には、大学生が知らないような生きる知恵や暮らし方があります。そんな田舎での生活を、ヒト・モノ・コト・マチという4つの要素に分類し、それぞれの価値を引き出したり付加価値をつけたりすることで、現在に活かせる形を模索しました。

ひのめ事(PDF:5,865KB)

このほか、もしも事、いわい事、ゆめみ事、つどい事、とどけ事、きれい事が行われました。

2019年度「しるす事」

ヒトはそれぞれ独自の人生から経験を積み、そこから得た信念を持って生活しています。このような経験は、他のヒトのためにもなるだけでなく、様々な経験をもつ様々なヒトそのものが「マチの資源」であると考えました。しるす事では、竹田地区に住む方々へのインタビューを重ね、得られた経験談を「竹田の生き字引うらない」にまとめ、竹田のならではの情報を発信しました。

しるす事(PDF:8,153KB)

このほか、かわべ事、さくら事、ゆめみ事、じびえ事、おいろ事、しらべ事が行われました。

2020年度 新たな活動方法の試行

新型コロナウイルスの猛威により活動の制限を強いられた2020年度。メンバーは、各プロジェクトを温めていましたが、竹田地区を訪れにくい、もどかしい日々を過ごしました。それでも、感染状況収束のタイミングを見定めて竹田を訪れるなどしました。

この困難を乗り越えるため、竹田Tキャンプ事務局の地域おこし協力隊員が地区住民にウェブ会議サービスの使用方法をレクチャーし、大学生と住民のワークショップをオンラインで実施できるようになるなど、コロナ禍でもできることを模索しながら活動を続けました。中でも、各大学でオンライン授業が広まったことを逆手に取り、竹田の空き家で授業を受けながら、空き時間にフィールドワークを行いプロジェクトの企画を進める活動スタイル(Tライフ)が試行され、新しいライフスタイルでの地域活動の可能性を感じました。

Tライフ

2021年度「ゆめみ事」

伝説というものは曖昧なもので、だからこそ「○○だったかもしれないし、△△だったかもしれない。」と想像する楽しさがあります。2018年度から続くゆめみ事の題材は、竹田に伝わる龍の伝説。この伝説が語り継がれにくくなっている現状は、少し寂しいものです。そこで、元の伝説・想像した龍・他の伝説・思い出・好きな景色を組み合わせ、「新しい龍伝説」を創造。雪囲いや団扇に落とし込み、伝説をより身近に感じてもらい、後世へと伝えていくきっかけとなることを目指しました。

ゆめみ事(PDF:9,805KB)

このほか、つどい事、めでる事、しらべ事、さくら事が行われました。

2022年度

今年度は、昨年度から継続している4つのプロジェクトと、3つの新しいプロジェクトが進められています。

 

  • さくら事(毎春7万人が訪れる「しだれ桜祭り」を守る)

竹田のしだれ桜祭りを地域内だけでなく、地域外の方とも盛り上げるため、地域内の方と地域外の方をつなぐプロジェクト。交流イベントを開催し両者の関係を築きます。

 

  • ゆめみ事(地域の伝説を未来の子供たちへ継承する)

竹田の龍伝説を100年後にも残すために、地域の方を現在の証言者として壁画を創るプロジェクト。地域でとれた材料で絵の具を作り、絵の具のワークショップを実施します。

 

  • たずね事(山里の叡智をグローカルにつなぐ)

留学生に竹田での生活・文化を楽しんでもらい、母国に帰った後も文通などで交流するきっかけをつくるプロジェクト。留学生が地域の方と郷土料理を一緒に作るワークショップなどを実施します。

 

  • つづく事(地域が活きつづけることとは何か?)

田舎から都会へ人口が流出するのは仕事がないからということなのか。実は素敵な仕事をしている地元企業と若者をつなぐプロジェクト。田舎ならではの仕事の可能性を探ります。

 

  • かざり事(まち歩きしたくなる写真展)

竹田の風景や生活の良さを伝えるために、風景や生活が際立つものを飾るプロジェクト。写真等のアート作品を地域内に設置します。

 

  • つどい事(木を見て森に「感謝」する)

林業問題に着目し、木の使い方、使われ方について考える「木への感謝を促す」プロジェクト。学生が、山で間伐をしながら薪をつくり、キャンプファイヤーを囲んで、様々な人と林業について語り合います。

 

  • めでる事(竹田遺産を発見せよ!)

時代の流れとともに忘れられかけている地域の「記録と記憶」を蘇らせるプロジェクト。当たり前のように風景の中に埋もれている「これは何故?」を学生が地域を観察しながら浮き彫りにします。

 

その他

SNSで随時活動情報を発信しています。

ふるさと納税型のクラウドファンディングを活用し、活動に対する支援を募っています。

詳しくは、下記サイトをご覧ください。

活動へのご支援をお願いいたします

企業版ふるさと納税による寄附を募集しています。

地域の未来を創る、大学生の活動を後押しするご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

詳しくは企業版ふるさと納税についてをご確認ください。

 

新メンバー募集中!

自分の興味関心をもとに、やりたいことを見つけ、形にする。

「大学生の発想力」と「住民の経験と知恵」を融合した集合知で地域の未来を創る。

ここでは特別な経験が待っています。

まちづくりに関わってみたい、充実した学生生活を送りたい、様々な大学の学生と交流したい、とにかく何かやってみたい大学生の皆さま、竹田Tキャンプでお待ちしています。

見学してみたい、話を聞いてみたい等、お気軽に下記お問い合わせ先までご連絡ください。

 

Tキャンプ2

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