高齢者等SOSネットワーク事業

1.事業の概要

坂井市高齢者等SOSネットワーク事業（SOSネットワーク）とは、市や警察をはじめとする関係機関が地域の高齢者等を見守り、行方不明発生時における早期発見・保護を図るためのネットワーク体制のことです。高齢者人口の増加が推計される中で、認知症の方が住み慣れた地域で可能な限り生活を続けていくためには、これまで以上に地域における認知症施策の推進を図ることが重要となります。

2.事前登録について

次の方は、SOSネットワークに事前登録をすることができます。本人の特徴や写真を事前に市に登録しておくことで、いざという時、関係機関に速やかに詳細な情報を提供することができるため、早期発見・保護につながります。

事前登録対象者

次のいずれかに該当する方

1. 65歳以上の認知症及び認知症疑いにより行方不明となるおそれのある方
2. 若年性認知症により行方不明となるおそれのある方

登録方法

1. 坂井市高齢福祉課に以下の書類を提出します。
   • （様式第1号）事前登録届（PDF：277KB）
   • どこシル伝言板登録シート（PDF：154KB）
2. 坂井市高齢福祉課より事前登録決定通知書およびQRコード付きラベルシールを交付します。

3.QRコード付ラベルシールの配布について

SOSネットワークの事前登録時に、QRコード付きラベルシールを配布しています。このシールを本人の衣服や持ち物に貼り付けておくことで、行方不明発生時に発見者がスマートフォン等でQRコードを読み取ると、インターネット上の伝言板サイト（どこシル伝言板（PDF：2,550KB））に対象者の情報が表示され、本人の家族等に発見通知メールが自動送信されます。発見者と家族等は個人情報を開示することなく、伝言板サイト上で直接メッセージのやり取りすることができるため、発見から保護・引き渡しまでを安心・安全・迅速に行うことができます。

• 交付枚数：対象者1人あたり40枚（耐洗ラベル30枚、蓄光シール10枚）
• 自己負担額：無料（追加交付を希望される場合は、枚数に応じて自己負担が発生します。）

ラベルシールの見本

4.協力事業所の登録について

SOSネットワークの趣旨に賛同し、活動に協力して頂ける事業所に、協力事業所として登録をして頂いております。協力事業所に対しては行方不明高齢者が発生した際に、通常業務の範囲内において捜索協力をお願いしております。

協力事業所に登録できる事業所

1. 市内の介護サービス事業所・医療機関・金融機関・郵送及び配送を行う事業所・商店
2. その他市内で事業を行う事業者

協力事業所登録の流れ

1. 坂井市高齢福祉課に協力事業所登録届（PDF：214KB）を提出します。
2. 坂井市高齢福祉課より協力事業所決定通知書および事業所登録証（ステッカー）を交付します。

（左）事業所・店舗用	（右）車・バイク用

 

協力事業所一覧（令和6年8月1日現在）

現在登録中の協力事業所一覧はこちら（PDF：425KB）

5.SOSネットワークの体制

（1）平常時の体制

平常時には、SOSネットワークの関係機関がそれぞれの業務の範囲内で地域の高齢者に目を配り、異変を察知した際には市・警察・地域包括支援センター等へ通報・連絡し、適切な対応へとつなげる体制となっています。

（2）行方不明発生時の体制

行方不明発生時には家族等が警察に届出をし、警察から市に対してSOSネットワークへの捜索協力依頼をします。市よりSOSネットワーク関係機関へ行方不明高齢者の情報を提供し、捜索協力依頼をします。対象者の発見・保護に至った後は、連絡を受けた警察・市が連携し対応します。

（※）身元不明高齢者発見時は関係機関の連絡調整を行い、市と警察が対応を引き継ぎます。

6.関係機関連絡先

（1）事前登録・協力事業所登録の申請先

• 坂井市高齢福祉課

（2）行方不明発生・発見時の連絡先

• 坂井警察署（丸岡・春江・坂井）

• 坂井西警察署（三国）

• 坂井市高齢福祉課

• 坂井市代表（平日時間外・休日）