住民の力を総結集　絆で作る大関ミュージカル（3月30日）

坂井町大関地区に伝わる民話や伝説を取り入れたミュージカル「尾白（おじろ）キツネ」が、ハートピア春江で公演されました。110人にのぼる出演者だけでなく、大道具や衣装なども地区の住民が力を合わせ準備。約1年間かけて練習してきた成果を堂々と発表しました。
ミュージカルでは、水不足から争い合う2つの村を描き、そのために結婚できなかった愛し合う若者の悲劇や村同士を仲良くさせようとする天狗とキツネたちの奮闘を歌や踊りを交えて熱演。いがみ合う村同士が協力し、心を通わせたフィナーレでは、万雷の拍手が送られました。

オリジナルの歌や踊り、迫真の演技で劇を成功させた出演者たち。小学生から70歳代までが熱演

公演前の会場に響き渡る御神鹿打込太鼓の力強い打音

約70年ぶりに復活した大関音頭も披露

劇中ですばらしい歌声を響かせるコーラス隊

元気いっぱいの歌とダンスで盛り上げる大関小学校の児童も大勢出演

争い合う相手村の青年・太吉（たきち）と愛し合っていたおりん。村を思い、結婚に踏み切れずにいたが、流行病にかかり悲しい最後を迎える

会場には大関地区の紹介パネル、ミュージカルの練習風景映像なども展示

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