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更新日:2021年4月8日
かつて丸岡町竹田地区の丈競山(たけくらべやま)のふもとで可憐に咲き、乱獲などにより絶滅の恐れがあるエチゼンダイモンジソウが、30年ぶりにふるさとに帰りました。友人から数株を譲り受けた山田鎭男さん(やまだ しずお・春江町随応寺)が、自宅で大切に育て増やしてきた花を寄贈。7鉢を手渡された竹田文化共栄会の中川輝雄(なかがわ てるお)会長らは、「わが子のように大切に育てる」と喜んでいました。
山田さんは友人から譲り受けたこの花を朝晩欠かさず世話をし、砂やミズゴケなどを試行錯誤することで、最適な環境で生育してきました。十数年前に見た新聞で絶滅の危機に瀕していると知ると、その使命感から一層手間をかけ、株分けをしながら育ててきました。大切に育ててきたエチゼンダイモンジソウを中川会長らに手渡すと、「寂しい思いもあるが、どこかほっとしている」と優しいまなざしを向けていました。
寄贈されたエチゼンダイモンジソウはしばらくの間、竹田水車メロディパーク内の直売市「たけだや」で世話をしながら、訪れた人に自由に楽しんでもらえるように展示しています。
エチゼンダイモンジソウは環境省が絶滅危惧1A類に指定しているユキノシタ科の植物で、他のダイモンジソウが秋に花をつけるのに対し春に咲くのが特徴です。
山田さん(左)からエチゼンダイモンジソウを手渡される中川会長(右)と竹田水車運営協議会の廣瀬哲夫(ひろせ てつお)会長(右から二人目)
大切に育ててきた花を観ながら、育て方や注意点などを話す山田さん(中)
花びらが「大」の字に見えることからダイモンジソウと名づけられた
2013年5月24日
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