勇壮な山車（やま）が今年も出陣　心躍る伝統の三国祭が盛大に（5月21日）

三国神社の例大祭で北陸三大祭の一つ「三国祭」が行われ、中日には高さ6mを超える武者人形山車6基が三国町の旧市街地を巡行しました。山車は各地区を出発し三国神社に奉納。勇壮な山車の姿を一目見ようと多くの観光客が訪れました。巡行中、帯のように細い路地を力強い舵取りで進み、囃子方（はやしかた）の子どもたちが奏でる太鼓の音色が鳴り響くと、まち中がお祭りムードに。住民や訪れた人たちは、夜遅くまで歴史ある祭りの雰囲気を楽しんでいました。

一番山車・森町区「源義経」

二番山車・玉井区「朝倉義景」

三番山車・下西区「福井藩主　松平春嶽公」

四番山車・三国祭保存振興会「石田三成」

五番山車・橋本区「平井保昌の蜘蛛退治」

六番山車・上ハ町「スサノヲのオロチ退治」

三國神社前に勢ぞろいする山車6基

「エーイヤッ！」と威勢のいい掛け声と太鼓で祭りを盛り上げる囃子方の子どもたち

三国湊町家館の前でまつり囃子や三国節などを披露する竹世志（たけよし）会

旧森田銀行本店で開かれた人形師・故岩堀耕治（いわほり　こうじ）氏制作のミニチュア展

「制作では苦労したが、みんなの喜んだ顔を見てほっとしている。これからもこの伝統の灯を絶やさないように人形作りをしていきたい」と自分が手がけた山車を前に笑顔をみせる人形師・岩堀治紀さん(いわほり　はるき・中)

夕焼けの中、細い路地をすれ違う山車

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