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更新日:2021年4月19日

「今ある良さの再認識を」 竹田地区活性化策を議論(8月5日)

“ふるさと竹田”の将来を考えるシンポジウム「竹田じょんころ物語」が行われました。討論を通じ、住民らが地域活性化策などを模索しました。今年最終年を迎えた県と市のタイアップ事業「市町振興プロジェクト」の一環。パネリストで竹田公民館長の竹内作左エ門(たけうち さくざえもん)さんは「住民みんなが地域にある“良さ”を認識することが第一」と話していました。

シンポジウム
地元住民ら約100人が参加し、竹田小学校体育館で開かれたシンポジウム

竹内館長
「竹田水車メロディーパークや木工館など、ハードはどんどん整備されている。人口減少や高齢化など課題は多いが、まずは住民みんなが竹田の良さを再認識しなければならない。温泉や豊かな自然はもちろん、しだれ桜や紅葉の植樹などを通して、竹田の里づくり協議会を中心に住民がどれだけ心を一つにしていけるかが、活性化のカギだと思う」と竹内さん

椿さん
「事業がスタートした3年前に比べ、人口がすでに30人余り減っている。なくなったイベントもある。目に見えて高齢化が進む中、地域活性化を進めるには、竹田の独自性を打ち出さないといけない。定住者を増やすにも観光地として集客を目指すにも、地元の若者にいかに関わってもらうか、小学校をどう活用していくか、住民の合意形成が課題」と話す、(株)三菱総合研究所地域経営研究本部の椿幹夫(つばき みきお)さん

金井さん
「モノやお金ではない精神的な豊かさや、生きる手ごたえを求める若者が増えている。地域の魅力は、そんな彼ら(=よそもの)だからこそ見える。緑のふるさと協力隊を地域に受け入れ育てることは、引いては地域そのものを育てることになる。協力隊の目をとおして“あるもの探し”をし、彼らを通して魅力を発信し、元気な地域を築いてほしい」という、NPO法人地球緑化センターの金井久美子(かない くみこ)さん

作文の朗読
シンポジウムの冒頭では地元の小学生が作文を披露。「歩いて通える竹田小学校にもう一度通いたい」「竹田の自然を自分たちが守っていきたい」。素直な言葉が胸を打つ

岡崎教授
「地域の絆・宝・未来」と題した基調講演を行った、法政大学現代福祉学部の岡崎昌之(おかざき まさゆき)教授は「地域の人がまちづくりをいかに楽しむかが大事。地元の人が楽しんでいるか、いないかは、外から訪れた人は敏感に分かるもの」と指摘。「当たり前の良さに気付くこと、地域の中をいろんなモノサシで見て評価してみることが、活性化への一歩になる」とのアドバイスも

劇団ババーズ
アトラクションに登場した「劇団ババーズ」の看板女優(中央)は、なんと89歳。セリフを忘れてしまうハプニングに出演者も思わず吹き出す

見る方も笑顔に
来場者も抱腹絶倒

劇団ババーズ2
団員はみな同じ地区の住民。「劇をするのに集まる楽しみが、気が付いたら町おこしになっていた」。まさに、まちづくりの本質そのもの

開催日情報

2012年8月5日

場所情報

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