染めと織りが生み出す美　創作活動の集大成を一同に　（4月13日）

染織造形作家・前田幸枝さん（まえだ　ゆきえ・大野市）の初の個展「海。そして夕陽へ」がONO　MEMORIALで開催中です。
畳ほどもあるタペストリーや、糸から紡いで織った草木染めの着物・帯など計16点を展示。染めの絶妙な色合いや織りの優しい風合い、絞りを生かしたユニークな形状などが、来場者を楽しませています。5月20日（日曜日）まで。
前田さんは平成3年から染織を習い、翌年に市美展ふくいに入賞。以降、日展や県美展などで数々の入賞を果たしているほか、3年前からは藍染めの創作活動にも取り組んでいます。前田さんは「約20年におよぶ創作活動の集大成として開催した。今後、染めの造形にも精力的にチャレンジしたい」と話していました。

ベルベット地を藍染めにする際に絞った部分を広げずに、立体的に仕上げた「風波」（ふうは）について、来場者に解説する前田さん

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