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らしさ、かがやく。坂井市
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更新日:2025年9月17日
基礎講座を終えて迎える第5回!
発展的な学びに入ります。
今回のテーマは「システム思考」。
社会にある様々な地域課題はまちづくりのタネ。
皆さんはそれぞれの課題がどのように影響し合っているか考えたことはありますか?
その関係性を俯瞰することで、課題の本質にたどり着くことができるでしょう。
講義の様子をお届けします。
新しいグループメンバーに自己紹介。
9月ということで、well-beingを感じた夏の思い出を共有しました。
前回の内容(アサーティブコミュニケーション)をふりかえり。
特に大切な考え方として、アサーティブの4つの柱の「自己責任」を再確認。
自分が言ったことでもたらされる結果も、反対に言わなかったことでもたらされる結果も、あくまで自分の責任。相手の責任ではないということです。
(受講生が記載したアクションプラン)
特定非営利活動法人アサーティブジャパンHP内のブログにおいて、このことについての具体的なエピソードが語られています。
いまいちピンとこないな…という方は読んでみてください。
「言った責任/言わなかった責任」(特定非営利活動法人アサーティブジャパン)(外部サイトへリンク)
ミステリーとは、イギリス発祥の学習手法。
様々な事象が記載されたカードを、因果関係をもとにつなぎ合わせていくことで、あらかじめ示されるストーリーがどのようにして引き起こされているかを推理するものです。
これは、冒頭で述べた、物事を俯瞰して捉えることでどのような事象が影響し合い、問題の本質がどこにあるかを思考する(=システム思考)上で役立つものです。
今回、坂井市オリジナルのミステリーカードを教材に用いました。
カードに記載された事象はもちろん坂井市のリアルな内容です。
示されたストーリーは以下の3つ。
なぜこのようなことが起こっているのでしょうか。
今回は、グループメンバーにカードを割り振ります。
まずはそれぞれに内容を確認、他のメンバーに共有します。
共有できたらスタートカードを設定。
スタートカードは、つながりのあるカードを並べていく際の起点となるものです。
スタートカードから因果関係でつながるカードを並べます。
原因としてつながる場合もあれば、結果としてつながる場合もあるので注意が必要です。
できあがっていく相関図は、各グループによって様々。
またどの事象をストーリーの本質と捉えるかについては、各個人の考え方も反映されてくるので面白いです。
ストーリーとして示されたことがなぜ起こっているのか、相関図の作成を通じて重要であると考えたことを発表しました。
例として、「子どもたちが自己を理解し人生のビジョンを描けること」が重要なポイントだと結論付けたグループがありました。
これは、示されたストーリーだけを意識していても導けるものではありません。
その根底で影響し合う事象を俯瞰したことによるといえます。
ちなみに、それぞれのグループにおける考えが正解かどうかは、検証してみないと分からないことなので、ここではそれほど大切ではありません。
大切なのはワークを通じて得た「新しい視点」です。
システム思考、ぜひ参考にしてみてほしいです。
日常生活にも通じるところが多かった基礎講座。
それに比べ、今回の内容は、ほぼ全員が初めての感覚を覚える内容だったと思います。
それもあってか、ワークの様子や感想を拝見すると、難しそうな様子が伝わってきました。
しかし、そんな中でも、物事には相互作用を及ぼす要素がたくさんあるということを踏まえて、新しい発見につなげてくれていたことが何よりです。
視野が広がったところで、次回からはいよいよプラン作りに入ります。
第6回の内容は「アクションプランをつくるチームを結成する」。
会場は春江東コミュニティセンターです。
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