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更新日:2021年5月7日
「外来種」をテーマに、11月24日(土曜日)に環境フォーラム2012をみくに文化未来館で行いました。琵琶湖に生息する生物の研究をしている中井克樹(なかい かつき)学芸員の講演や、雄島小学校の環境調査研究結果の発表などを実施。パネルディスカッションでは、共催したエコネイチャー・さかいの阪本周一(さかい しゅういち)会長らをパネリストに、外来種がもたらす影響などについて討論しました。
中井氏の講演では「その地域に生息する生物は、環境に合わせて進化してきた。外来種が混じることによって、その特性が失われてしまうこともある。人間は原因者として何をすべきかを考えなければいけない」と話し、命について多角的、大局的に考えていくことの重要性を述べました。
雄島小学校の発表では、「えろもんのふけ」と「ひょうたん池」の生態系の違いに注目。外来種のアメリカザリガニがいない「えろもんのふけ」には、多様な生物が残っていることを報告しました。その中で、「アメリカザリガニが悪いのではなく、それを池に放した人間が悪い。外来生物は入れない、放さない、広げないことを約束し、自然を守っていきましょう」と呼びかけました。
パネルディスカッションでは、パネリストそれぞれの専門的な立場から外来種の現状を報告。緑化目的で人間が積極的に持ち込んだオオキンケイギクやペットとして輸入されたアライグマなど、近年急速に増加している動植物について話が繰り広げられました。
外来生物に関するパネル展は同館にて12月4日午前まで開催。
外来種について、専門的な立場から現状を報告するパネリストら
「イチョウやコスモスなどのように、外来種でも日本に適応したものもある。外来種だからといって全てが悪いわけではない」と話す中井氏
2年間の環境調査研究結果を発表する雄島小学校の児童ら
参加者らと一緒に「ふるさと」を歌唱する三国中学校合唱部
2012年11月24日
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