農作業中の安全対策について

坂井市内の農作業中の事故について

坂井市内における農作業中の事故発生件数は年々少なくなってきてはいるものの、依然として県内での事故発生件数の約2割を占めているのが現状です。

令和3年度においては繁忙期である4月・9月・10月に事故が多く発生しており、令和4年10月には市内でトラクターによる死亡事故が1件発生しています。

事故の中でも草刈機やトラクター等の機械使用時によるものが多く見受けられ、60歳以上の農業者の事故件数が全体の8割以上を占めています。

普段通りの作業でも機械・器具を扱うときは危険を予測し、体力や能力に合った作業内容・作業量を行うことが求められます。農家の皆様におかれましては、農作業の際は事故に十分に注意していただきますようご協力をよろしくお願いいたします。

農作業中の安全対策チェック

• 衣類が機械に巻き込まれないよう、作業に適した服装をしている
• 作業内容や作業場所を家族などに伝えている
• 緊急時に連絡が取れるよう、携帯電話を持って作業へ出かけている
• 作業計画を立てて、余裕をもって無理なく作業している
• 子ども、妊婦、不慣れな人には危険を伴う作業はさせない
• 周りの作業者に危険が及ばないよう、周囲を確認しながら作業を行っている
• 機械作業、高所作業などの危険を伴う作業は複数人で行っている
• 機械、器具の安全装置や防護カバーはきちんと装着して作業している
• 機械から離れるとき、機械のつまりを取り除くときはエンジンを切っている
• 疲労が蓄積しないよう定期的に休憩している
• ほ場・農道・機械の格納庫などの危険箇所を確認し、誰もが危険な場所と一目でわかるよう看板や目印を設置している
• 万が一の事故に備え、労災保険や障害共済などに加入している

出典

農作業安全チェックシート（農林水産省Webサイトより）（外部サイトへリンク）

「農作業安全チェックシート」の20項目のうち、12項目を抜粋（令和4年12月27日利用）

万が一の事故に備えましょう

農作業中の事故が原因で通院・入院することになった場合は、坂井市農業者労働災害共済制度から給付を受けられます。ただし、共済の加入者に限られますので、未加入の方は万が一の事故に備え、加入しましょう。​​​​