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更新日:2021年4月22日

障がい以外の力を伸ばす それが自分を好きになる秘訣(12月9日)

パラリンピック金メダリスト・高田稔浩さんによる講演会が霞の郷で開かれました。NPO法人坂井市障害者プラン住民会議主催の「障害者週間の集い」で行われたもので、集まった市民らが熱心に耳を傾けました。
30歳のとき、何か一つずっと続けられそうな楽しみがほしいと思っていたところ偶然、友人が競技用車いすを安く譲ってくれたのをきっかけに陸上を始めたという高田さん。メキメキ腕をあげパラリンピックを意識するようになっても、コーチなど指導者はいません。自ら練習にノルマを課し、達成感を得ることで自信と競技の継続につなげたそうで、「ずっと陸上を好きでいることが、モチベーションを保つ秘訣」と話しました。一方で「メダリストになるには、選手のモチベーション頼みでは無理な時代になってきた。優秀なコーチのもとで選手を育て、力を引き上げていかないと」と課題も呈し、結果を出すことの厳しさを訴えていました。
また、「障がい」という生活の中での挫折を味わいながら、陸上仲間はそれを疑うくらい前向きであることに触れ、「障がいだけに目を向けると気持ちが沈むこともある。でも、それ以外に目を向け、違う力を伸ばしていけば自信がつき、自分をほめてあげられるようになる」と高田さん。「今後一線は退くが、日々モチベーションを高め、自分の持つ力と向き合いながら陸上を続けたい」と話していました。

講演する高田さん
パラリンピック北京大会で実際に使用した競技用車いすを前に「ずっと陸上を好きでい続けたい」と話す高田さん

メダルを見る来場者たち
同アテネ大会5000メートルの金メダルなどを手に取って見る来場者

開催日情報

2012年12月9日

場所情報

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