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更新日:2021年4月9日
お金にまつわる危険性を知って安全で賢い消費生活を学ぼうと、消費生活講演会をハートピア春江で開催、市民など約200人が受講しました。「くらしとおかねのお役立ちヒント~日米の生活体験を通じて」と題し、タレントで山形弁研究家のダニエル・カールさんが、日米のお金に関する教育の違いを通して、家庭での金銭教育の大切さを訴えました。
「お金は働いて稼ぐもの」という意識が一般的という米国で育ったダニエルさんは、日本で『お金ちょうだい』と気軽に言う子どもを見て、「たンまげたんだからぁ」。
ダニエルさんは6歳のときに初めて、欲しかったおもちゃを買う資金を庭掃除の手伝いをして稼いだ、というエピソードを披露。1セントを手にする苦労や、想定外だった税金の存在など、子どもながらに働いて稼いだお金の重みを感じたと語りました。
また、時給を倍にする代わりに、父親から渡された「契約書」に同意したダニエルさん。うっかり契約内容に違反し、小遣いをもらえなかったことや、同意した約束を守ることの責任の重さを学んだと話しました。
日本と米国のお金に関する教育の違いにも言及しました。米国カリフォルニア州の高校では、運転免許の取得や子育て、クレジットカードに関する授業があると紹介。「米国の高校は卒業してすぐに大人になるための準備をするところ。日本の高校は大学受験のための準備をするところになっている」と比較し、「日本では誰がお金のことを教えるのか」と疑問を投げかけました。
ダニエルさんは「日本では、お金の話は“汚い”などマイナスなイメージがあり、親ですら子どもにお金の正しい使い方を教える機会が少ない。お金はもらうものでなく自分で稼ぐものだということ、また、子どもが消費者金融などの“落とし穴”を知らずに育ってしまわないよう、家庭でこそ遠慮せずにお金の話をして、被害から子どもを守ってあげてほしい」と訴えていました。
自らの経験談を交え、金銭感覚を育てる大切さを分かりやすく語ったダニエルさん
熱心に耳を傾ける受講者
2011年12月11日
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