らしさ、かがやく。坂井市

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更新日:2023年12月25日

移住者インタビュー(池田天瑠さん)

池田天瑠さん

兵庫県から坂井市へ移住。

注目の農家第七世代「ICHIGOOJI」。

池田天瑠さん

公開日:2021年3月2日

お名前をお伺いしてもよろしいですか?

はい、池田天瑠(いけだてんる)と申します。

池田天瑠さん

どちらから坂井市に移住をされましたか?

兵庫県の川西市から引っ越してきました。

 

移住されたのはお幾つの時ですか?

24歳の時に移住してきました。

 

ハウスでは、どういったものを作られていますか?

いちごの栽培をさせていただいております。

ハウス

ハウスの中に足を踏み入れると室温も丁度良く、外で見た時よりも更に広く感じました。

また、ハウス内は清潔感があり靴に土がつく事は無く、取材時は本当に快適でした。

 

どういった品種のイチゴを栽培されていますか?

はい、「あきひめ」と「紅ほっぺ」のふたつの品種を栽培しています。

 

坂井市に移住したきっかけについて教えていただけますか?

大学生の時、就職活動の際に農業にチャンスを感じました。その時に、坂井市でのいちごの栽培の事業がありましたのでこちらに移住しました。

 

他の地域でも移住施策がありますが、坂井市を選んでいただいた理由などがあれば教えていただけますか?

祖父や親戚が坂井市にいたというのが一つあるのですが、農業をしていく中で坂井市のサポートが一番手厚かったというのがあります。

いちご

新聞でも取り上げられた「いちごザウルス」のまだ小さい状態(当日は既に出荷済みだった為)。

これからまだまだ大きくなるそう。

苺らしい爽やかな香りと、ジューシーさはいちごザウルスの名に相応しい。

 

具体的にどういったサポートがありましたか?

まず移住にあたり、一年半研修に行かせていただいたのですが、その際の生活の為の資金の補償であったり、こちらに住む際に家賃補助など、手厚い支援がありました。

 

お住まいの場所というのは具体的にどのように決められましたか?

僕の場合は、坂井市で登録されている空き家バンクの中から探させていただきました。

 

空き家の状態はいかがでしたか?

水回りに関してもすごく綺麗でしたし、エアコンなども全てついていました。また、びっくりした点は、兵庫だとあり得ないのですが、駐車場が4台ついていたことです。とにかく広くてびっくりしました。また、家自体も綺麗にされていたので、今でも住みやすいと感じています。

 

部屋数はどのくらいですか?

部屋数は4LDKで、家賃は一月45,000円です。

 

移住する前と後で、坂井市の印象は変わりましたか?

大分変わりました。最初はやはり、関西に住んでいたのもあって、関西の方が都会で住みやすいだろうと思っていたのですが、坂井市の住む前のイメージは凄く田舎で何も無いと思っていました。でも住んでみるとスーパーにしても病院、学校、何でも全部揃っていて、また全部近場にあるので、凄く住みやすい場所だなと印象が変わりました。

 

坂井市のおすすめのスポットはどこかありますか?

学生の頃からよく芝政ワールドに来ていたり、東尋坊も好きですね。

 

坂井市に来て感じたギャップや、坂井市の良い所も悪いところも教えてください。

坂井市に県外から移住してきた事に対するサポート等が、改めて「すごいな」と感じました。

 

農家を目指している若者に対してアドバイスはありますか?

本当に来たほうが良いと思います。住みやすいし、農業をするうえでも地域の農家さんも凄くあったかくてサポートしてくれたりとか、坂井市さん含めてJAさんも農業に対して手厚くフォローしてくれるという事がメリットだと感じています。機会をうかがっているのであれば、坂井市は凄く良いところだと感じています。

 

逆に「これを知っておきたかった」という事や、後悔している事はありますか?

特にはないです(笑)。

 

今に至るまでどういった手続きがありましたか?

まず、坂井市役所に訪ねた際に一から十まで教えてもらえました。例えば、申請書類なども親身になって手伝ってくれたり、農業に関してもJAさんの方も含めていろんな相談だったり、フォローをしてもらえました。今でも感謝しています。

いちご

坂井市ではゆりの里公園の賑わい創出を目的として「農産直売所ゆりいち」を2017年にオープンしました。

池田さんが活用しているハウスは、隣接する農産直売所ゆりいちと連携した観光農園の整備を目的に、全国の皆様からのふるさと納税を原資に整備されたものです。

池田さんのいちごは農産直売所ゆりいちで購入可能となっており、いちごを通じて地域の皆さんを笑顔にしています。

 

手続きの中で、難しい書類だったり申請は難しかったですか?

僕にとって最初は難しかったですが、坂井市さんから書き方などを全部教えてもらえたので、僕でも簡単でした。

 

農業をやろうと思ってから、実際にどの位かかりましたか?また、坂井市に来てどのくらいで収益化する事ができましたか?

一年半かかりました。イチゴの栽培が決まった時に、一年半京都にてイチゴの栽培や、経営を学びました。その後に坂井市に来て半年で収益化していきました。

その間は、坂井市さんのサポートや補助があり非常に助かりました。

 

親御さんも一緒に移住された経緯を教えていただけますか?

僕がこっちに来るにあたって、重労働という事もあり、家族がサポートしてくれるという事で一緒に移住しました。

 

初期投資などはどのように工面されましたか?

この事業が決まった際に、JAさんのサポートと、借り入れも含めて坂井市の方も含めて、借入の為のいろんな手続きも1から10まで教えていただいて、書類を作り、助けてもらいながらしっかり融資を受ける事ができました。

 

この事業をするにあたり、選考などはありましたか?

はい、面接もありました。その中で選んでいただきました。

 

もし、いちご以外だったら何を育てたいと思いますか?

断然お米ですね、イチゴに関しては正直、様々なサポートが無いと難しいと感じています。なので、農業法人として米農家をおすすめします。

 

農家を目指して移住をされた池田さんですが最初からイチゴを作りたいという思いでしたか?

実は、最初はイチゴは頭に無かったんです。お米を作りたいと思っていました。お米は土地の確保や初期投資が凄くかかります。その時にこのイチゴの事業を見つけ今に至ります。

 

若者だからこそ、地域の方も応援してくださったりなど、そういった優遇感はありましたか?

それは絶対あると思います。20代、30代、は先が長いと思っていただけるのかな?とこの時代なので、若い人が農業するという事があまりないので、注目もされやすいですし、地域の方も凄く応援してくださるというのを感じます。こっちに来て良かったと思っています。

 

販路はどのように開拓していますか?

いろんな方が紹介してくれたり、声をかけてくださるので、自然と人脈は広がりました。また、一番心がけたのが、村の寄り合いなど全部出るという事です。

まず自分を知ってもらう事が大切だと思います。兵庫にいる時はこういう寄り合いは無かったので、最初はなんでこんなのあるんだろって思ったのですが、周りの農家さんが色んな事を教えてくださるなかで、その重要性に気づきました。

そして今後入ってくる若い子に今度は僕が伝えていけたらいいなと思っています。そうしたらもっと良い農家が増えてくると思います。

ICHIGOOJIロゴ

移住を考えている方に農家としてのアドバイスはありますか?

そうですね、時期によって事業が変わると思うので、「県が力を入れていく作物はこれだよ」というアドバイスをくれると思うので、相談をしてみるのが良いと思います。

もともとノウハウを持っている方であれば、坂井農林総合事務所に行って相談すると色々と教えていただけると思います。

お問い合わせ

移住定住推進課

電話番号:0776-50-3034 ファクス:0776-66-2935

福井県坂井市坂井町下新庄1-1

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