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更新日:2023年4月28日
坂井市丸岡町上久米田の丘陵上には4基の古墳があります。1号墳は全長143m、3号墳は全長約90mの前方後円墳(鍵穴状の形をした墓)であり、北陸最大級の前方後円墳を含む古墳群です。
1号墳は4世紀後葉に造られました。墳丘は二段築成で、表面には石を葺いていました。また、後円部には石を葺かない張り出しをもちます。墳丘のうえからは埴輪が見つかっており、円筒埴輪、朝顔形埴輪、家・よろい(短甲)の形を模した埴輪などが古墳のうえに並べられていたことがわかっています。また、笏谷石製の石棺のかけらも見つかっており、この古墳に葬られた遺体は当時の嶺北の権力者が好んだ舟形石棺に納められていたと考えられています。
3号墳は1号墳よりも後に造られており、5世紀前葉のものです。1号墳と同様、二段築成で、表面に石が葺かれており、そして後円部には石を葺かない張り出しをもつ前方後円墳です。3号墳でも墳丘のうえから、円筒埴輪、朝顔形埴輪、家・よろい(短甲)・きぬがさ・盾・鶏などを模した埴輪が見つかっています。
これらの古墳は当時の権力者がどのように葬られていたのかだけではなく、当時の社会状況をも教えてくれます。
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