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らしさ、かがやく。坂井市
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更新日:2026年7月8日
第1回から第3回まで積み重ねてきた対話が、いよいよ目に見える形となる段階を迎えました。
頭の中には確かにある思い。
しかし、その思いを言葉にし、さらに一つの企画としてまとめることは簡単なことではありません。
「何となくこうしたい」
その気持ちはあっても、「なぜやるのか」「誰のためにやるのか」「どうやって実現するのか」を言葉にしていく作業には時間がかかります。
だからこそ、一人で考えるのではなく、仲間と対話を重ねながら少しずつピースをつなぎ合わせていきます。
自分では言葉にできなかったことを誰かが代弁してくれることもある。
逆に仲間の一言によって、自分でも気づいていなかった思いに出会うこともある。
今回の講義では、そんな場面がたくさん見られました。

前回の講義では、「質問づくり」と「傾聴」を通して、それぞれのプランを深掘りしていきました。
自分だけでは気づかなかった視点を他者から投げかけられ、
「それは考えていなかったな」
「確かにそこは説明できていないな」
と立ち止まる姿も見られました。
問いには、自分では当たり前だと思っていたことや、無意識のうちに前提としていたことを浮かび上がらせる力があります。
また、相手の話に耳を傾けることで、自分自身の考えも整理されていきます。
問いを受け、考え、言葉にする。その繰り返しの中で、漠然としていたアイデアは少しずつ輪郭を持ちはじめました。
同じ地域課題を見ていても、気になることや大切にしたい価値観は人それぞれです。
だからこそ、他者との対話は自分の考えを否定するものではなく、新たな視点や気づきを与えてくれる貴重な機会になります。
前回の講義では、受講生同士が問いを交わしながら考えを深め、それぞれの思いを形にしていく姿が印象的でした。
そうした対話の積み重ねが、今回のポスター作りにつながっています。

ポスター作りに入る前に、まずは人の心を動かす伝え方について学びました。
今回取り上げたのは「ナッジ」です。
どれだけ良い企画も、相手に伝わらなければ行動にはつながりません。
だからこそ、「何を伝えるか」だけでなく、「どう伝えるか」という視点も大切になります。
その学びを踏まえながら、各グループはこれまで考えてきた企画をポスターへ落とし込んでいきました。

模造紙を囲みながら交わされるのは、
「自分たちは何を実現したいのか」
「誰に届けたいのか」
そんな問いです。
思いはある。
けれど、それを一言で表すのは難しい。
だからこそ、一つの言葉を選ぶために立ち止まり、考え、また対話する。
その繰り返しの中で、それぞれの企画が少しずつ形になっていきました。
あるグループでは、三国の食文化や風土に目を向け、その土地に残る味を未来へつなげたいという思いを形にしていました。
ふと思い出す懐かしい味があります。
子どもの頃に食べた料理や、その土地だからこそ受け継がれてきた味。
誰かにとっては当たり前だったものも、気づけば少しずつ姿を消していきます。
だからこそ残したい。
それは食べ物を残すことだけではなく、その味とともにあった暮らしや記憶を未来につないでいくことでもあります。


また別のグループでは、日常の居場所について考えていました。
誰もが気軽に立ち寄れる場所。
ふと誰かと話せる場所。
特別な用事がなくても足を運べる場所。
イベントをきっかけにつながりを生み出そうとするグループもあれば、日常の何気ない関わりを大切にしたいと考えるグループもありました。
子どもから大人まで、世代を超えて関われる場を描くグループもあります。


扱うテーマはさまざまです。
食、居場所、イベント、人とのつながり。
テーマは違っていても、地域への向き合い方がそれぞれの企画に表れていました。
けれど、話を聞いていると共通して流れているものがありました。
「地域をもっと良くしたい」
その思いです。
どうすれば人が集まるのか。
どうすれば続いていくのか。
自分たちにできることは何なのか。
簡単に答えの出る問いではありません。
だからこそ対話を重ねながら、それぞれの企画の方向性を少しずつ確かめていく時間になっていました。
今回の講義では、それぞれのグループ活動のたたき台が形になりました。
しかし、まだ完成ではありません。
ここから先の対話の中で、企画はさらに磨かれていきます。
次回のワールドカフェでは、さまざまな立場の人から質問や意見が投げかけられます。
共感されることもあれば、思いもよらない指摘に出会うこともあるでしょう。
原点に立ち返り、改めて考え直す場面もあるかもしれません。
それもまた、企画が形になっていく過程の一つです。
「こうなったらいいな」
と思っていたことが、
「やってみたい」
になり、
そして、
「もしかしたら本当にできるかもしれない」
へと変わり始めています。
次回のワールドカフェ、そしてその先のペルソナワークでは、
誰のための活動なのか。
なぜ自分が関わるのか。
どんな未来をつくりたいのか。
そうした問いをさらに深めながら、企画の輪郭を描いていきます。
第5回のテーマは「ワールドカフェ&企画のブラッシュアップ」。
会場は江留上コミュニティセンターです。
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