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らしさ、かがやく。坂井市
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更新日:2026年6月19日
まちづくりのプランを考えていると、自分の中では「これだ」と思っていたことが、ふとした一言で揺らぐ瞬間があります。
第三者からの問いは、不思議とそんな力を持っています。
自分では気づけなかった前提や、小さな違和感――それらを優しく、でも確実に浮かび上がらせてくれます。
「問う力」と「聴く力」とは。
とても大切で、とても難しい学びに真摯に向き合った、講義の様子を紹介します。

前回の講義では、それぞれが自分の関心や内発的な動機を起点にしながら、「どんなことに取り組みたいのか」を少しずつ言葉にしていきました。
まだ形になりきっていない想いを手探りで言葉にしていく中で、「これかもしれない」という手応えが見え始め、これからへの期待も少しずつ膨らんでいきます。
そして今回は、そのワクワクとドキドキをそのまま持ちながら、実際に問いを交わしていきます。
自分ひとりでは見えていなかったことや、言葉にしきれていなかった部分に、他者の視点を通して触れていく。
そうしたやり取りが、ここから少しずつ生まれていきます。

ペアワークに入る前には、もう一度グループに分かれ、活動の方向性を丁寧にすり合わせました。
同じ「地域貢献・自己実現の探求」というテーマを掲げていても、その向かい方は一つではありません。
あるグループは「イベント」という形で人とのつながりを広げようとし、別のグループは「居場所づくり」という形で関わりを育てようとしていました。
同じ問いから出発していても、選ぶ道はそれぞれに違っていく。
そこには、それぞれが大切にしている想いや価値観が自然と表れていました。
ペアワークでは、プランの精度を高めるために、質問づくりと実際のやり取りを行いました。
「関わりたいまちづくりのテーマは何か」という軸を確認しながら、どのような問いが相手の考えを引き出せるのかを考えていきます。


問いは具体的であればあるほど、相手の思考は深まっていきます。どこをもう一歩踏み込んで聞くかを探る中で、答える側も自然と考えを整理し直していく。
そうしたやり取りが、学びにつながっていく様子が見られました。
一方で、アクティブリスニングを意識することの難しさも感じていたようです。
それでも、悩みながらもやり取りを楽しんでいる姿が印象的でした。
真剣に考え込む場面もあれば、さまざまな問いを投げ合いながら対話が広がっていく場面もありました。
まだ粗削りではあるものの、やり取りを重ねる中で、それぞれの考えの中心となる部分が少しずつ見えてきたように感じられます。
ペアワークは、改めて自分の前提に向き合う時間にもなっていました。



プランの共有では、それぞれが持ち帰った学びをもとに、プランの精度をさらに高めていきます。
さまざまな質問を受け止め、悩みながら考え、それを言葉にしていく。その繰り返しの中で、思考の質も少しずつ深まっていきます。



今回扱った二つのスキルは、日常の中ではあまり意識して使われていないこともあり、改めて向き合うと難しさを感じる場面もあったようです。
だからこそ、少し気軽に、日常の中で試してみるくらいの感覚で使っていくのもよさそうです。
第3回にして、それぞれのプランの大枠が少しずつ見え始めてきました。
今回取り組んだ質問づくりと積極的傾聴は、他者の視点を引き出し、自分では気づけなかった前提や課題を明らかにしていくための大切な手段です。
一方で、問いを深め続けることの難しさや、質問に意識が向くあまり傾聴がおろそかになってしまう難しさも感じられたのではないでしょうか。
そうした感覚も含めて、実際にやってみたからこそ得られた気づきだったように思います。
繰り返し意識しながら実践していくことで、思考の精度は少しずつ高まり、プランもより具体的な形へと深まっていきます。
今回の学びをもとに検討を重ね、次回のポスター制作では、その成果を形にしていきましょう。
第4回のテーマは「ポスターづくりと企画の明確化」です。
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