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更新日:2021年4月19日

関わりつながる潤滑油に 地域での役割を考える(2月25日)

地域の“つながり”を深める学習会が坂井老人福祉センターで開かれました。民生・児童委員や福祉委員など約80人が、その大切さや広げ方などについてグループ討論を行いました。
都市化の影響で地域内の人の関わりが希薄になり、高齢者などの社会的な孤立が問題視される中、東日本大震災を機に隣近所の助け合いや地域のつながりの大切さが全国的にも見直されています。この学習会は、こうした現状や課題を踏まえ、住民が主体となって新しいコミュニティーのあり方を考えてもらおうと開かれたものです。
杉本先生

  • 住み続けたい人が多い現状
    学習会では、県社会福祉協議会の杉本吉弘(すぎもとよしひろ)さんが、「“やっぱりここがいい”地域づくりをめざして」と題して講演。内閣府が全国を対象に行った調査では、近所に近親者が住んでいない高齢者世帯が多いこと、近所づきあいの希薄化が進んでいる一方でいざというときは近所を頼りたい人が多くいたことなどから、地域の関わりを深めておく必要性について話しました。

参加者
熱心に話しを聞く参加者

  • 「気づき」からも「つながり」が
    講演に続き、グループ討論が行われました。テーマは『地域で大切にしたいこと・守っていきたいこと』。「2人暮らしの高齢者世帯。認知症の母親が行方不明になり、数日後遺体で発見された」という事例に基づき、6人ずつ14グループに分かれ話し合いました。
    参加者は、区長や民生委員、福祉委員という立場から、地域の中での自分の役割や、人との関わりを拡充するために必要なことなど、受け持つ地域に実情に照らし合わせながら活発に話し合っていました。
    「自分の地域の、どこにどんな状態の人が住んでいて、どんな支援が必要なのかを把握できる『福祉マップ』を作っておくといい」、「地域内の連絡体制を整える必要がある」、「地域役員の任期や所管がバラバラなのも問題がある。区長(市)は1月1日から1年間、民生委員(国)は12月1日から3年間、福祉委員(社協)は4月1日から2年間で、疎通や引き継ぎなどが難しい。統一はできないものか」などの意見が出されていました。
    講師の杉本さんは「このように、地域の実情に置き換えて話し合うことで、“なるほど・やっぱり”という気づきが生まれる。ぜひ、地域に持ち帰ってもらい、地域の中の困りごとや気掛かりについて話し合ってほしい。また、子どもから大人まで、地域の中で「おや?」と思ったときに声を掛け合える雰囲気を、地域の中に作っていってほしい」と話していました。

グループ討論
グループに分かれ、活発に討論を行う参加者

開催日情報

2012年2月25日

場所情報

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秘書広報課

電話番号:0776-50-3012 ファクス:0776-66-4837

福井県坂井市坂井町下新庄1-1

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